野球が上達したコツの体験談

スポーツが上達したきっかけやコツの体験談

プロ野球選手の共通点の分析で打率3割8分9厘、チーム内打率1位に

男、20歳大学生、体育会学生(野球部)、野球歴11年、サッカー歴4年、水泳歴6年、テニス歴1年

小学生の頃から野球を始めて、中学二年生になるまでは、バッティングフォームに関してなにも知識がない状態であった。指導者も昔ながらの上から叩けという指導方法だった。調子のいいときはもちろんヒットを打てるが調子が悪くなったときに、自分のフォームを見失いことが多かった。打撃フォームを変えるときも好きなプロ野球選手のフォームを真似するだけで、打率も安定していなかったし、なぜ打てなかったのかの分析もできない、いわば適当に野球をやっているセンス頼りの状態だった。

しかし中学時代に有名な打撃メソッドを取り入れることに加えて、すべてのプロ野球選手に共通する部分を分析した。

その二つとプロ野球選手が意識する打撃の基礎を取り入れた結果、中学二年生以降で280打席以上立ったが、打率は3割8分9厘で、高校時代にもチーム内打率1位だった。その理論を取り入れてからは一打席目の結果をみて、なぜそうなったかの反省ができるようになったことで一回もヒットを打たない試合がなくなった。

多くのスポーツをやっているアマチュア選手、特に小中学生は何も考えずにプレイしている場合がほとんどだと思う。だからこそ、理論を取り入れることで世代が上がっても結果を残せるようになった。

野球ボールの内側を打つような軌道で内側からバットを出す

まず一番大事な基礎は野球ボールの内側を打つような軌道で内側からバットを出すということ。これができていないスイングはドアスイングと呼ばれており、プロの世界では一切見受けられないスイング軌道である。

ボールがシュート回転するように打つことが第一ステップだ。

そして次に重要なことはバットの出す位置だ。肩と頭の上から出したり、肘のあたりからバットが出たりしている人がいるがこれもNGだ。プロの選手は全員、肩の部分からスイングしている。これがトップからボールまで最短距離で出る軌道だ。

4スタンス理論で自分に合った適切なスイングが分かるようになった

そして最後に重要なのは4スタンス理論だ。これはにすべての人間は生まれた時から重心が決まっており、その重心の位置からどのような動きが自分に適しているかが分かるという理論だ。

例えば大谷選手はかかと体重で足の外側に体重が乗っているB2タイプであり、バットの握り方は手のひら全体で握り、スイングの後は体重が後ろに残るようにスイングするのがいいとされている。

逆にイチロー選手のようなつま先体重の選手はバットは指にかけるように握り、スイングの後は体重が前に行っているのが特長である。

この理論を取り入れてから、自分に合った適切なスイングが分かるようになった。

強い力は手先ではなく、体幹から生まれる

男性30代、野球歴6年

自分の課題としては、「強い球を投げられない」、「打撃でボールが飛ばない」という悩みがあった。
どうしてもボールに力を伝えきれず、投げる際にも、打つ際にも、自分が持っているパワーを効果的に発揮できていないと感じていた。

難儀していた時、コーチから指摘を受けた。

コーチは、「腕の力は確かに弱いが、肩や背中、足の筋肉はその何倍も強い。力を手や腕だけに頼らず、むしろその根元、すなわち体幹を活用しなさい」とアドバイスをくれた。

このアドバイスによって、それまでの自分の体の使い方に根本的な誤りがあったことに気づいた。

具体的には、手や腕だけで振りに行くのではなく、全身の力を連動させて使うことが重要だという点である。

指摘後は、この体の使い方を意識的に改善したことで、体に無理なく強い球を投げたり、しっかりとした打撃を打てるようになり、以前とは比べ物にならないほどパフォーマンスが向上した。

体全体を活かすことで、力を効率的にボールに伝えることができ、自分の体の強さを最大限に発揮できるようになった。

体の声を聞く

また体の声を聞け、という指摘を受けた。
ただバットを振るのではなく、視点を体の中に向け、体がどのように動くのかを意識するように指摘を受けた。曰く「意識する、という行為を意識しろ」とのことであった。

コツをつかむためのイメージとして、包丁で硬い野菜、例えば人参を切る場面を考える。
多くの人は、包丁を持つ手や腕に力を込めて切ろうとするが、実はこの方法では包丁がぶれやすく、切りにくくなることがよくある。

また指先で力をコントロールするのは非常に難しく、時折、野菜の硬さに負けて包丁が滑ることも多い。重要なのは、指や手、腕を包丁を安定させるための固定する要素と捉え、力を手や指に頼らず、肩から生み出すことだ。

指や手、腕はただ包丁を支え、動きを固定する役割と考え、肩を動かすことで包丁がぶれずに力が伝わり、無理なく人参を切ることができる。

この動作の原理は野球にも応用でき、スイングや投球においても力を末端、つまり腕や手だけで出すのではなく、胴体や体幹から生み出すことが効率的な力の伝達につながる。

この考え方に基づき、約2週間ほど体の動かし方を意識的に改善すると、体全体での力の使い方が身につき、動作が格段にスムーズで力強くなる。

それ以降は、ただ歩くという行為についても、体のどこの部分を動かすかを考えた。足の末端ではなく根本、つまり太ももを動かすことを意識する。

これにより、疲労も格段に軽くなる。正確には、指先を使う動作は腱を痛める。腱の痛みは長引くことが多い。しかし筋肉の疲労は、比較的回復が早い。そういう意味でも、良い指摘を受けたと今でも思っている。

投球フォームの改善で球速がアップ・ボールの伸びも向上

20代男性 野球:16年ほど

野球は一見シンプルな動作の繰り返しのように見えますが、実はその裏には深いメカニズムが隠れています。特に投手としての技術を向上させるためには、動作の理解が不可欠であることを、私は実感しました。

私の投手としてのキャリアは学生時代に始まりましたが、当初は球速やコントロールに悩まされていました。そんな折に出会ったのが、元福岡ソフトバンクホークスの監督で、通算200勝を誇る工藤公康氏の動画です。

工藤さんの教えは、私にとって目から鱗でした。彼は「上半身の筋力だけではなく、下半身の使い方が重要だ」と強調しました。

従来のコーチからは、「足腰をしっかり使え」といった漠然としたアドバイスしか受けていなかったため、具体的にどう動かせば良いのかが分からなかったのです。

しかし、工藤さんは理論的な背景と共に、実際の動作を視覚的に示してくれました。彼の動画を見て、私は下半身の使い方が投球にどれほど影響を与えるのかを理解し、その実践に取り組むようになりました。

下半身の使い方をマスターした結果球速が135キロから142キロまで向上

このアプローチを取り入れてからの数ヶ月で、私の投球は劇的に変化しました。高校2年生の時、球速は135キロでしたが、工藤さんの教えを実践することで、142キロまで向上しました。

さらに、ボールの「ノビ」も向上し、ただ速いだけではなく、打者にとって非常に厄介な球が投げられるようになったのです。この成長は、まさに下半身の使い方をマスターした結果だと実感しています。

振り返ると、中学生の頃からこのような知識を持っていれば、もっと早く成長できたのではないかと思います。無駄な時間を過ごしたと感じる一方で、この経験は私にとって非常に貴重なものであり、自己改善の重要性を教えてくれました。

野球を通じて、技術の向上には時間と努力が必要であること、そしてそのためには正しい情報と理解が何よりも大切であることを学びました。

野球が下手だったけど父親と一緒に練習に励んだら野球部でレギュラーになれた

男性・30代・野球歴が7年

私が野球と出会ったのは小学校1、2年生の頃でしたが、当時は全く興味を示しておらず、少年野球チームに入っていたクラスメイトの子たちと遊びでやったことがある程度でした。

しかし、私は野球が上手くないどころか、ルールもよく分かっていなかったので、グローブをどちらの手にはめるのか?も分かりませんでした。

ただ、そういった子たちと遊んでいるうちに徐々に野球に興味を持ち始め、3年生の頃にはテレビで試合を見るようになり、自分でも本格的にやってみたくなりました。

ただ、当然ながら最初はボールをグローブで捕ることすらできず、相手に向けてちゃんと投げることもできないでいたのです。

当時は父親と一緒に練習を始めましたが、カラーボールを使っていたので家の廊下でキャッチボールをやっていました。

だから、毎日練習をすることができ、徐々に上手くなっていきましたし、その後は3年生時の野球好きのクラスメイトと一緒に公園で野球をするまでになりました。

そして、5年生の頃には自分は野球が上手い方だという実感がわいてきており、自信がついていたと思います。

さらに中学校進学時には野球部に入り、本格的な野球に取り組むようになっていき、レギュラーを掴むことができました。

野球が上手くなったきっかけはやはり父親との練習に尽きる

私が野球が上手くなったきっかけはやはり父親との練習に尽きると思います。
グローブの使い方、ボールの投げ方などを教わりましたが、カラーボールを使っていたのでボールに対する恐怖もなく、毎日少しずつ上手くなっていったはずです。

ある程度上手くなった後は休日に近所の公園に出かけて、軟式のボールでキャッチボールを行っていて、その際にはゴロの捕り方なども教わりました。

いろいろなゴロのパターンがある中で、どんな場合にどのようなグローブの出し方をすればいいか?などを細かく教わった記憶があります。

少年野球チームには入っていなかったものの、軟式のボールを使って一通り練習をしていたので、後に中学校で野球部に入るときにもスムーズに対応できたと思います。

小学校3年生から5年生頃まで定期的に父親と練習をしていましたが、この約3年間でかなり上達をしたと思います。

父親は野球好きではあったものの、普通のサラリーマンでしたし、専門家ではなかったはずなのに的確なアドバイスをしてくれました。

小学生のときに父親と一緒に練習をした際の思い出については、今でもそれなりに鮮明に覚えていますし、大人になった今でも定期的に思い出す部分があります。

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