米国株で空売りや信用取引ができる証券会社とやり方

アフターコロナの米国株の上昇がすごく、NYダウ平均株価S&P500が連日最高値を更新したり、Appleamazonテスラなど個別企業の株価上昇もすごく、日本でも人気が出ていますね。

そこで気になるのが空売りを使って米国株の下落局面でも利益を上げることができるか?ということです。

今後またコロナのような事態が起きたときや、「この会社の今の株価は上がりすぎだよな」という銘柄を見つけた人もいるかもしれません。

しかし、日本株では信用取引口座を開設したら空売りができるのですが、米国株の取引では信用取引が使える会社と使えない会社があります。

信用取引と似たCFDという制度を使って米国株取引でも空売りをすることができるところもあるので、このページでは米国株取引での空売りのやり方を解説します。

米国株は空売りできないの?

米国株の個別銘柄がネットで買える主要ネット証券5社(マネックス証券・SBI証券・楽天証券・松井証券・auカブコム証券)で、2022年12月1日時点で米国株の個別銘柄の空売りができるのは楽天証券とSBI証券のみです。

■主要ネット証券の米国株の空売り対応・非対応

そもそも日本のネット証券は米国株取引で信用取引ができないため、信用取引を使って行う空売りはできなかったのですが、2022年7月の楽天証券を皮切りにSBI証券・マネックス証券も米国株の信用取引を開始(マネックス証券は2023年1月から開始予定)。

これまでは信用取引と似たCFDという制度を使って米国株取引でも空売りをすることができましたが、今後は日本株と同じように空売りができます。

CFDは厳密には信用取引と違うのですが、信用取引と同じく「売りから入れる」「レバレッジ取引ができる」という特徴を持っています。

CFDは「日本株の信用取引のようなもの」と思ってもらってかまいません。(厳密には違うのですがそのほうがわかりやすいです)

つまり、CFD取引で米国株の個別銘柄が買える証券会社にCFD口座を作れば、米国株の個別銘柄などの空売りをすることができます

米国株を空売りできる証券会社はどこ?

現在、主要な証券会社で米国株の空売りができるのは楽天証券SBI証券だけです(マネックス証券は2023年1月中に信用取引に対応予定)。

信用取引ではなくCFD取引で米国株の空売りができるのはLINE証券GMOクリック証券です。

LINE証券とGMOクリック証券は通常の米国株取引は対応していませんが、CFDで米国株の個別銘柄も一部取引が可能で、CFD口座を使って空売りと同じことができます。スマホでも取引できますよ。

LINE証券はいちかぶチャレンジコースと言って、米国株を0.1株単位で取引できる銘柄もあるのでおすすめです。

米国株で空売り注文をするやり方

信用取引で空売り注文をするやり方(楽天証券)

1.まずは信用取引口座を申し込みする
ログイン後「マイメニュー」>(スマホの場合は「お客様情報の設定・変更」>)「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」より、「信用取引(国内株/米国株)」の「申込」ボタンより申し込み

楽天証券の米国株信用取引口座申込画面への行き方

※スマホの場合はログイン後「マイメニュー」>「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」より、「信用取引(国内株/米国株)」の「申込」ボタンより申し込み

2.米国株取引画面へ
ログイン後「外国株式」⇒「米国株式」と進み「米国株式トップ」ページのメニューの「信用注文」をクリック。

楽天証券の米国株信用取引注文画面への行き方

3.取引したい銘柄を検索して注文

楽天証券の米国株信用取引注文画面

CFDで空売り注文をするやり方

GMOクリック証券のCFDで米国株の空売りをする手順を解説します。(LINE証券でも画面が違いますが手順は同じような感じです)

基本的には日本株で空売りをするのに「信用取引口座を作って売りから入る」のと同じで、米国株の場合は信用取引口座の代わりに「CFD口座を作って売りから入る」というだけです。

そして、米国株の個別銘柄で対応しているのがLINE証券GMOクリック証券です。

1.まずはCFD口座を作る
まずはGMOクリック証券でCFDの口座開設をします。CFDの口座開設には証券取引口座の開設も必要です。

GMOクリック証券の証券口座を持っている人は、信用取引口座を開設するのと同じように、CFD口座を開設します。

GMOクリック証券の証券口座を持っていない人は、まずはGMOクリック証券で普通の証券口座を開設します。CFDの口座開設には証券取引口座の開設も必要です。証券口座の開設を申込するときに、チェックを入れるだけでCFDの口座も同時に申込できます。

GMOクリック証券のCFDの口座開設は証券口座開設を申込するときに、チェックを入れるだけ
口座開設申込画面

2.売り注文を出す
CFDの口座開設ができたら、ログインして上のほうにある「外国株」のボタンを押します。

GMOクリック証券のCFDのトップ画面から外国株の注文画面へ

検索バーが上に出てくるので、銘柄名やティッカーなどを入力し、クリックまたは横の虫メガネボタンを押します。

GMOクリック証券のCFDの外国株の画面

個別銘柄の詳細画面が出てきます。右側のほうに注文画面があります。

個別銘柄の詳細画面

注文画面の部分を拡大すると以下のようになっています。

外国株の注文画面の拡大

BID(売)が売気配、ASK(買)が買気配と同じです。(実際は少し違うのですが、ほぼ同じ意味だと思っていて大丈夫です)

空売りの場合は「売」のボタンを押し、注文タイプ(成行・指値・逆指値)を選択、取引数量や注文価格などを入力したら「確認画面へ」のボタンを押します。(横の「確認省略」にチェックを入れれば確認を省略して即注文することも可能です)

注文確認画面の拡大

確認画面で、「注文確定」を押すと発注されます。

空売りできる銘柄は限られている

上記の手順で米国株の個別銘柄の空売りができることを解説しました。

ただ、空売りできる個別銘柄は限られています。LINE証券は米国株の主要な60銘柄、GMOクリック証券は米国株の主要な69銘柄です。(2022年5月25日時点)

AppleAmazonGoogle(Alphabet)Facebookテスラなどの人気銘柄はもちろん、デルタ航空やボーイングなどの航空関連、医薬品のファイザーも空売りできます。(※銘柄は2021年7月25日確認時点、最新の銘柄は公式サイトで確認してください)

空売りだけでなく、信用取引のようにレバレッジ取引ができるので、少ない資金でより多くの銘柄に投資することも可能です。

個別銘柄だけでなく、NYダウ平均株価S&P500などの指数も空売りすることができます(先物の売りになります)。米国以外の国の指数の先物やETF、金や原油、リートなども買いも空売りもできます。

各証券会社の手数料や取扱い銘柄数などの比較は米国株が買える証券会社のページを見てください。

■米国株取引の関連ページ

※このページの主要ネット証券とはマネックス証券・SBI証券・楽天証券・SBIネオトレード証券・岡三オンライン・auカブコム証券・GMOクリック証券・松井証券・マルサントレードの9社を指します。