ムダ毛を自己処理した時の肌トラブルについて
ムダ毛の自己処理方法は、カミソリやシェーバーで剃る、毛抜きで抜く、
脱毛クリームなどで溶かす、脱毛テープで引き抜くなどの種類が挙げられます。
これらの方法は、どれも手軽でいつでも自分が好きなときに出来るという
メリットがありますが、その反面肌にダメージを与えるというデメリットもあります。
ムダ毛を剃ると皮膚まで削ってしまいますし、毛抜きは毛穴を傷つけます。
脱毛クリームはタンパク質を溶かす薬剤が入っているので、
同じタンパク質である肌を変質させるリスクがありますし、
テープで引き剥がせば表皮まで剥がれてしまいます。
このようなダメージを与えると、肌を守る皮脂膜が失われたり、
角質層の保湿成分などが減少してしまい乾燥肌になって
しまいます。つまり、バリア機能が失われてしまうので
肌トラブルが起こってしまうのですね。
ムダ毛の自己処理は炎症に気をつけよう
自己処理による肌トラブルはいろいろありますが、もっとも多いのが毛嚢炎です。
毛嚢炎は、傷つけられた皮膚や毛穴から細菌が侵入してしまい、
この菌が繁殖することによって炎症が引き起こされるという症状です。
見た目的にはニキビや発疹のようですが、毛嚢炎になると、
炎症によって毛根部分や毛穴が腫れてしまったり、
赤みが出たり、化膿してしまって痛みが発生することも
あります。このような状態になれば、治るまではムダ毛を
処理することもできなくなってしまいます。
皮膚の中にある埋没毛とは?
次に多いのが、埋没毛というトラブルです。
埋没毛は、皮膚を剃ったり無理にムダ毛を引き抜いて毛穴を傷つけることで、
毛穴の周りの皮膚が肌を守ろうと癒着してしまって塞がれることで起こります。
ムダ毛の出口である毛穴が塞がれると、表皮から伸びることができなくなるために、
皮膚の下で毛が成長してしまいます。
そのためとぐろのように伸びてしまうのですが、皮膚のすぐ下で
成長していくために肌から透けて見えるので、とても目立ちます。
ある程度まで伸びれば成長が止まり、その後は分解されて
自然になくなるのですが、自己処理で肌が傷ついていると
化膿することもあります。
状態によっては皮膚科での治療が必要となる場合もあるので、
ムダ毛は自己処理ではなく脱毛するのがオススメです。