野球のプレーを上達させるために必要なのは体幹の強さです。
バッティング、守備、走塁など、すべてのプレーを総合的にレベルアップさせるためにはバランス感覚やパワーの向上が重要といえるでしょう。
その中でも体幹、つまり体の中心部分を鍛えるとパフォーマンスを飛躍的に向上させられるのです。
具体的には、体幹トレーニングを行うことで打撃や投球の際の精度や出力が向上します。
また、守備や走塁においても素早い動きや反応が可能となるのです。
この記事では、野球少年が実践すべき体幹トレーニングのやり方と、そのメリットについて詳しく解説していきます。
強い身体、ケガをしにくい身体作りを行って、ライバルに差をつけましょう。
野球での体幹の強さは攻撃にも守備にも活きる
特に重要な役割を果たすのが「体幹」です。
「体幹」とは、読んで字のごとく体の中心にある筋肉を指します。
体幹を鍛えることでプレー全体の安定性が増し、パフォーマンスが飛躍的に向上するのです。
例えば、ピッチングの際、体幹がしっかりしていると投球フォームが安定し、より力強く、より正確にボールをコントロールできます。
また、バッティングではフォームが安定したり、スイングスピードがアップしたりするので、安定した成績を残すことができるでしょう。
このように、体幹トレーニングは野球のあらゆる場面で高いパフォーマンスを発揮するために重要な要素です。
ここからは、メリットと具体的なトレーニング方法を説明していきます。
野球に特化した体幹トレーニング3選
ここからは野球のプレーに活用できる体幹トレーニングを紹介します。
トレーニングを行う前に知っておいてほしいことは以下の2点です。
・正しいフォームで行うこと
・違和感があれば無理をしないこと
これらを必ず守るようにしてください。
成長期には、身体を鍛えることも大切ですが、しっかりとケアしてケガしにくい身体を作ることも重要です。
自重トレーニングであったとしても、間違った方法でトレーニングを続けると故障の原因となりますので注意しましょう。
以下でおすすめのトレーニングを3つ紹介するので、参考にしてください。
①プランクで安定感を高める
まずおすすめしたいのがプランクです。
プランクとは、うつ伏せになった状態で前腕と肘、そしてつま先を地面につき、その姿勢をキープする体幹トレーニングです。
足や手を上げたり、横を向いたりすることにより、さまざまな部位を効率よく鍛えることができます。
自重で行える体幹トレーニングなので親子でも気軽に取り組めるのでおすすめです。
プランクを行うことにより、投球、打撃フォームに安定感が増し、プレーの精度が高まるでしょう。
②バランスボールクランチでバランス力を高める
バランスボールの上で腹筋トレーニングを行うのがバランスボールクランチです。
バランスをとりながら、腹筋トレーニングを行うので、体幹がより鍛えられます。
バランスボールの購入は必要となりますが、バランスボールがあれば、プランクやプッシュアップなどのトレーニングにも活用できるのでおすすめです。
遊び感覚でトレーニングできるので、継続して続けやすいでしょう。
バランスボールを用いたトレーニングでは、バランスを崩した際に踏ん張る力を付けることができます。
守備で難しい打球を処理した際に、このトレーニングの成果が発揮されるので、継続して取り組みましょう。
③スコーピオンで捻りの柔軟性を高める
最後に紹介するのはスコーピオンです。
スコーピオンは以下の順番で行ってください。
①うつ伏せになりおでこの下に手を置く。
②片足を逆側の床にタッチするように足を伸ばしていく。
スコーピオンを実施することにより、体幹が鍛えられるほか、野球に必要な「捻り」に関する動きの柔軟性を高められるのでおすすめです。
「捻り」の動きはピッチング、バッティングの両方で力を溜める役割を果たしてくれるので、しっかりと可動域を広げておきましょう。
ストレッチとしても有効なので、お風呂上りなどに継続して実施するようにしましょう。
野球で体幹を鍛えるメリットは多数
体幹トレーニングを行うとさまざまなメリットがあります。
例えば、バランス感覚が向上し、投球や打撃のフォームが安定します。
さらに、体幹を鍛えることで腰痛や怪我のリスクも軽減されるでしょう。
特に成長期の野球少年にとって、正しいフォームでプレーを続けるためには、しっかりした体幹が必要なのです。
体幹トレーニングを続けるコツは短時間で効果的なメニューを
体幹トレーニングは継続が鍵です。
まず、無理なく日常生活に取り入れられるよう、短時間で効果的なメニューを実践しましょう。1日10分程度でも十分に効果が期待できるので、ルーティン化するのがおすすめです。
また、目標を設定し、進捗を記録することでモチベーションを維持できます。
ぜひ、継続して実践しましょう。
まとめ
野球において体幹トレーニングは、打撃、守備、投球、走塁といったすべてのプレーにおいて重要な役割を果たします。
バランスやパワーの出力を向上させるだけでなく、怪我のリスクも軽減できるため、成長期の野球少年にとっては欠かせないトレーニングです。
まずは本記事で紹介したような基礎トレーニングから開始し、徐々に強度を上げていきましょう。
継続していけば、自分の身体が強くなっていることを実感できるはずです。
ぜひ、日々の練習に取り入れてみましょう。