剣道が上達したコツの体験談

スポーツが上達したきっかけやコツの体験談

身長が小さい私でも市内で優勝!返し技を強化して剣道の試合に勝てるようになった

女性、20代、剣道、歴15年

5歳の頃に母に言われるがままに剣道の道場に通い始めた私ですが、人と竹刀で叩き合う剣道というものが全く好きになれませんでした。

しかし母は学生の頃にやっていた剣道にかなりの思い入れがあるらしく辞めたいと言っても全く聞く耳を持ってくれず、そのまま私は無理やり剣道の道場に通わせられる事になりました。

身長が150センチ以下と低身長な私は、面の打ち合いでは動き始めが同時だと必ず負けてしまいました。それも剣道を好きになれない理由の一つで体格差のある相手には鍔迫り合いもかなり苦痛でした。

人と競うのではなく直接戦うというこの剣道のスタイルも苦手な要因の一つで、闘争心といったものがかなり薄い私にとってはすぐに諦めてしまいそうになりました。それが母にはやる気がないように見えたらしく毎日のように怒られる日々でしたし、試合に負けた後は怖くて母の顔を見ることができませんでした。

道場に通うことも苦痛でいつも風邪でも引かないかなと思っていました。

どんどん剣道が嫌いになっていく私に剣道道場の先生が「あなたは体も小さいし力も弱いのだから相手とまともにぶつかっては必ず負けてしまうよ、だから返し技を強化するための練習をいっぱいしよう」と言われました。

最初に剣道の道場の先生からは

「あなたは身長も低いし体も軽く、自分より大きい相手と試合をすることの方が圧倒的に多いのだから、相手と同時に技を出したのでは足も腕も相手のリーチの方が長いのだから必ず競り負けてしまうよ」

と言われました。

そんなことを言われても急に身長を伸ばしたり体重を重くしたりすることは出来ないので諦めた方が良いのだろうかと思いましたが、先生は続けて

「だからまともにぶつかり合うのではなくて返し技を強化していこうね」

とアドバイスをしてくれました。

返し技とは返し胴や返し面など、相手が技を出してきてから、それを竹刀でいなして技を打つものです。それなら自分よりかなり体格差がある相手でも自分の技を入れることが出来ます。

でもそのためには相手の動きを予測して判断する事が重要なのでとにかく経験を積むために練習を重ねることが重要でした。相手よりとにかく先に動いて技を出さなければと思っていた私にとって、相手が動いてからその動きを見極めていなして自分の技を入れるというアドバイスはとても自分の身体能力にあっていたようで2ヶ月ほどで試合にもかあり勝てるようになっていきました。

半年も経つと市内で優勝できるほどになりました。

剣道初心者の私が2年弱で剣道初段に!剣道の資格を取れた理由

女性。50代・高校時代に剣道部に所属していました。

私は高校に入ってから剣道部に入部することになりました。そこの剣道部は、中学時代、もしくはそれよりももっと早くから剣道をやってきた人ばかりでした。

しかし、私は全くの初心者だったので、最初はまったく練習にもついてはいけない状態でした。

正直、このまま剣道を辞めてしまおうかと悩んだりしました。ですが、せっかく剣道を始めたので、せめて資格だけでも取りたいと思いました。

そんな時、剣道部の友人が私の弱点である面や銅の一本の取り方を丁寧に何度も繰り返し教えてくれました。彼女は試合前に、自分なりのシミュレーションをしているようでした。彼女は本当に剣道が好きなように見えました。

当時の顧問は剣道部未経験者だったので、私は同じ部活の人たちから、一本を取るための銅や面の打ち方を教えてもらいました。私は毎日練習をしたこともあり、無事に級を取得し、その後、初段の資格を取得することができました。剣道は高校から始めたのでわずか2年弱程度で、まさか資格を取れるとは思っていませんでしたが、これも同じ部活の人たちのアドバイスのおかげだと思い、今でも感謝しています。

他の部員も長年続けている人はみな剣道が好きな人達ばかりだったと思いますが、そのような人からのアドバイスは分かりやすいと思いましたし、おかげで初段も取ることができ、就職試験にも役立ちました。

相手の全体を見る観の目を訓練したら、相手の次の動きがわかり、返し技で一本取れるようになった

女、30代、剣道を高校3年間していました。

高校一年生から初めて剣道をした。その前は中学3年間バレーボールをしていて、もともと筋肉はあり、体幹はしっかりしていた。だから基礎的な構えや打ち方はすぐに習得できた。

試合をするようになって、勝つ為には実践が必要だと思ったので、強い相手と沢山練習や試合をした。すると相手が次に何をしてくるのかだんだんとみえるようになってきた。次に何をしてくるか見えれば、自分がどうやって反撃するのか練習して、返し技で一本取れるようになってきた。

練習試合で速い相手や大きい相手、力の強い相手など色々なタイプの選手と戦う事で、それぞれのタイプのだいたいのクセみたいなものが掴めてきて、こういう動きをしたらこんな技をだしてくるはずだと言う予測も立つようになった。練習試合で勝つようになると、かなり自信がついてきて、余計に全体が見えるようになった。

たとえば一部の、剣先とか、手元とか、足捌きとかを見るのではなく、集中して全部を広く見ると、動き始めた所を逃さず発見できるのでいち早く避けらるし、返し技も準備できる。そんな感じで勝てるようになり、高校最後のインターハイ予選では団体戦で2本勝ち、個人戦では県大会出場するまでに成長できた。

全体を見るには、ぼんやり全体を眺めてみること。
全体を見ると、一部を見るよりも早く相手の行動がら予測できる。行動が予想出来れば反撃するための「返し技」の準備ができる。準備が早くできれば、しっかり相手を抑えて返し技で一本取れる。

それだけ?と思うかもしれないが、私は高校生から初心者で剣道を始めて、三年生の初夏のインターハイ予選で県大会まで行ける実力になった。沢山の人と練習させてもらって、沢山のタイプの方に試してもらうことで、技をしっかり自分のものにしていくのが大事。

怠惰な私が強くなるまでの話。

性別:女
年代:30代
スポーツ歴:剣道6年 です。

私は小学生の時から剣道を始めました。はじめは兄弟にくっついてなんとなくやっているような感じだったので、あまり強さなどは気にしていませんでした。
実際、試合に出て何回かは勝てるくらいの実力で、しかし負けても特に悔しいとかも思っていませんでした。時にはズル休みするくらい、本気ではなかったのです。

中学に入り、女子の剣道部員が少なく、一年生でも団体戦のメンバーとして出場するようになりました。3年生の先輩にとても強い人がおり、その人は県大会にも出られるくらい実力がありました。中学から剣道を始めたらしく、それでも真剣にやればここまで強くなれるんだなと思いました。

自分が今までだらけてきた分をもし精一杯練習していたら、私もここまで強くなれていたのかもしれないと思った記憶があります。

3年生は引退を控えていて、剣道は団体戦だけでなく、個人戦もありましたが、私によくしてくれた先輩の引退がかかっている試合に今までのようにダラダラとした怠惰な気持ちで臨んじゃいけないと思うようになり、練習を頑張るようになりました。

気持ちを切り替え練習に取り組むことで、段も取ることができ、女子の部長、団体戦の大将も務めることができました。

自分よりも強い人と何回も試合をする

私が強くなるためにしたことは、まず自分よりも強い人と何回も試合をすることです。
よくいろんな学校が集まった交流試合に参加していて、積極的に強い人に対戦をお願いして、終わった後にアドバイスをもらっていました。

また、強い先生たちにもなんどもぶつかり稽古に行って指導を受けていました。
いろんな人からアドバイスをもらうことで、自分の癖を知ることができたり、強い人の対応の仕方を学び、それを吸収することができました。

また、私は部活とは別に道場にも通っていたので、そこで別の学校の人たちと毎回試合をして、自分の分析をしていました。

竹刀の振りを改善しただけで試合での勝率が上がった

私はずっと剣道をやってきて、腕の振り方に少し偏った癖がついてしまっていたようでした。これは練習中のアドバイスで知り得たことで、自分では気づけませんでした。

段を取るためには基本的な動作が大切なので、毎日全身鏡と向き合って、素振りをしました。
そうすることで自分が真っ直ぐ竹刀を振れているのかを確認することができました。癖ついていたので直すのは難しかったですが、毎日続けて行くことで少しずつ改善され、無事に段を取ることができました。

竹刀の振りが改善されただけでも、試合での勝率が上がったように思います。

どちらも半年程続けて効果が出て来ました。続けることの重要さを身に染みて感じることができ、努力を続けることができました。

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