「あの選手は野球センスがある」野球をしているとよく耳にする言葉ではないでしょうか。
野球を始めた時や、有名な選手を評価する時に「野球センス」という言葉がよく使われます。
また「生まれ持った野球センスが違うからあいつには敵わない」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、そもそも「野球センスとは何なのか」「野球センスは練習でカバーできるのか」を解説していきます。
野球センスがある選手の特徴

野球センスという言葉は野球をやっているとよく耳にしますが、非常に抽象的な表現です。
野球センスがある選手の特徴は以下のとおりです。
・フィジカルが強い
・野球の能力が高い
・状況判断能力に優れている
・描いたイメージをそのまま体現できる
それぞれについて以下で詳しく解説します。
フィジカルが強い
フィジカルが強い選手は、野球におけるすべてのプレーで高いポテンシャルを発揮します。
選手の特徴として「バネがある」「動きが柔らかい」「パワーがある」などが挙げられるでしょう。
「速いボールを投げる」「ボールを遠くへ飛ばす」「塁間を早く走る」などの動作はフィジカルの強さがモノをいいます。
体幹の強さや筋力・持久力・スタミナ・反射速度・バランス感覚など、あらゆる面で強い選手が多いです。
筋力もそれぞれ単体で強いだけでなく、全身を連動させた動きや軸のある動きなどが自然にできるため、フィジカルの時点でかなり他の選手と差がついていることが多いです。
フィジカルが強ければ「野球センスがある」と評価されるでしょう。
野球の能力が高い
野球に必要な「ピッチング」「バッティング」「守備」の能力が高い選手は野球センスがあると評価されます。
例えば、ピッチングであれば速いボールや鋭い変化球を投げられる選手。
バッティングであればミートするのが上手な選手がこれに該当するでしょう。
状況判断能力に優れている
状況判断能力が高い選手も「野球センスがある」という評価を受けます。
ランナーの状況や守備側の動きを予想し、最適なプレーを選択できるプレイヤーは重宝さされるのです。
フィジカルの強さや技術面はもちろんですが、「野球IQ」が高い選手は野球センスがあるといえるでしょう。
肉体の強さがあるだけで試合に勝てるほど単純なスポーツではありません。
イメージ通りの動きをそのまま体現できる
多くの選手は理想のイメージと実際の動きにギャップが生じます。
そのギャップが凡打やエラーになってしまうのです。
なので、頭の中のイメージを忠実に再現できる選手は野球センスがあるといえるでしょう。
例えば、インコースのボールを捌く際のバットの出し方をイメージできていたとしても、イメージどおりにバットを出してヒットにするのは難しいです。
しかし野球センスがある人は、あっさりできてしまうのです。
野球センスを磨く方法

ここまで野球センスがある人の特徴を紹介しました。
プロに行くような選手と対戦すると「すごすぎる」「違うスポーツをしているみたい」そのように感じてしまいます。
では、野球の実力は天性のセンスのみで決まってしまうのでしょうか。
答えはNOです。
野球センスは努力次第で磨くことができるのです。
ここからは、野球センスを磨く以下の方法について解説します。
・上手な人のマネをする
・上手な人と一緒に練習する
・他のスポーツを経験する
それぞれについて詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
上手な人のマネをする
野球センスを磨くために、上手な人のプレーをマネしましょう。
上手な人といえば、やはりプロ野球選手です。
現在は、動画配信サービスやSNSもさかんなので簡単に映像を見られるので、スイングや、投球フォームなどは簡単にマネできると思います。
上手な人の動作をマネすることで、自分にしっくりくる動きを見つけられるかもしれません。
投球フォームやバッティングフォームはもちろんですが、特に注目してほしいのは、守備の際の足の運びです。
プロの内野手はバウンドの合わせ方が非常に上手です。
源田選手や今宮選手など、守備のタイプは異なりますが、とても参考になるので、ぜひマネしてみましょう。
上手な人と一緒に練習する
上手な人と一緒に練習するのも効果的です。
上手な人と練習すると、その人の動きを参考にできるだけではなく、直接アドバイスをもらえます。
細かい感覚や意識しているポイントを教えてもらうことで、よりセンスを磨けるでしょう。
また、バッティングのタイミングの取り方、コース別の打ち方、変化球の投げ方、守備の際の体の使い方など、実際にプレーを見て参考にし、気になる点は質問するようにしてください。
他のスポーツを経験する
野球センスを磨くために、他のスポーツを経験するのも有効です。
自分の体を100%思い通りに動かせる人は少ないです。
さまざまなスポーツに触れ、自分の体の動かし方のレパートリーを増やしましょう。
普段使わない筋肉を使うことや柔軟性を高めることにも繋がるので、リフレッシュを兼ねて取り組むのもおすすめです。
まとめ

本記事では、野球センスがあるといわれる選手の特徴や、野球センスを磨く方法について紹介しました。
野球をしていると「レベルが違う」と感じるプレイヤーに出会うことがあります。
そのようなプレイヤーに出会い、実力差に愕然とした経験をしたことがある選手も多いのではないでしょうか。
しかし「野球センスが違いすぎる」と諦める必要はありません。
なぜなら、野球センスはいくらでも磨けるからです。
本記事で紹介した方法を参考に、野球センスを磨いてください。