HIPHOP・ブレイクダンスが上達したコツの体験談

スポーツが上達したきっかけやコツの体験談

このページはHIPHOPやブレイクダンスの体験談です。

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動画で自分のダンスを見ることで、どんどん動きが改善されていった(ブレイクダンス)

20代男性、ブレイクダンス歴3年

私は学生時代から陸上競技の短距離走をしており、体を動かすことは比較的得意であり、大好きでした。大学までは陸上競技一筋で頑張ってきましたが、大学を卒業して社会人になってからは、走ることは辞めていました。それでも、心のどこかでスポーツや体を動かす趣味をやりたいなという思いを持ち続けていました。そこで出会ったのがダンスでした。

大学時代の友達がダンススクールに通っており、その発表会に招待されたことをきっかけに、私もダンスにハマり始めました。しかし私はダンスは全くの未経験であり、スクールに加入したものの中々上達せず、もしかして私はセンスがないのではないだろうか、と不安になる日もありました。

しかしある日、ダンススクールのコーチから、自主練に関するアドバイスをもらい、それ以後メキメキと能力が向上して、ある程度踊れるようになっていきました。

自分のダンスを撮影し、何度も見返したり上手い人に見てもらうことが上達の近道

コーチからのアドバイスは色々あったのですが、特に上達の助けになったものは、自分のダンスをしている動画を撮影し、自分で何度も見返したり、自分より上手い人に見てもらうことがダンス上達の近道である、というものでした。

私は、自分が踊っている姿を動画に収めて見返すなんて恥ずかしい、と当初は思っていました。しかし、実際にアドバイス通りに自分のダンスを撮影して見たところ、ダンスしている際に自分がイメージしていた動きと、実際に動画で見た動きが大きく印象が異なっている点が多く見つかりました。

私はこう踊っているつもりだったのに、全然上手くできていなかったのです。

そのようにして見つかった自分の欠点を一つ一つノートに書きだして、動画を何度も何度も見返して、また撮影して、を繰り返していく中で、徐々に欠点に改善が見られました。

この際意識していたのは、一気に複数の課題や欠点を修正することはせず、一つずつ改善するということです。複数にまたがってしまうと、どうしても注意力や集中力が欠けてしまい、完全な改善ができませんでした。問題集のドリルを一問ずつ解いていくような感覚で一つずつ課題を修正していく作業は意外にも楽しく熱中でき、その結果どんどんダンスにのめり込んでいきました。

こうなってくると毎回のレッスンが楽しくて仕方がなくなり、楽しいから練習をする、練習をするから上手くなる、上手くなると楽しい、というサイクルに入っていき、どんどんダンスの沼に引き込まれていきました。

どんな事柄もそうですが、最初は苦難が多いものです。一度山を越えると一気に楽しくなる、というのはよくあることなので、本当にコーチのアドバイスには感謝しています。

体幹トレーニングでヒップホップダンスがみるみる上達した

40代後半女性です。20代の頃にヒップホップダンスを2年半近く習っていました。

習い始め、なかなか上達せず早くも1カ月目で練習についていけなくなりそうになった私に、先生から下半身が弱いことを指摘されました。そして、レッスン時間のなかで体幹を鍛える時間を作ることをアドバイスされました。

当初は、体幹を鍛える時間を作ることに大きな抵抗感がありました。なぜなら、ダンスの練習に集中したいのに、わざわざ別の運動をしなければならないことが面倒に感じられたのです。

そこで、レッスンでできるだけダンスの練習に専念するため、自宅でも簡単にできるプランクやスクワットなどの基本的な体幹トレーニングに取り組み始めました。最初は筋肉痛に悩まされ、続けることが大変でした。でも、毎日少しでもと続けるうちに、少しずつ体の変化が感じられるようになりました。身体が安定して可動域も広がり、動きにキレがでてきて、徐々に腰の使い方やリズム感が身につきました。

先生から「随分上手になったね」と評価されるようになったことも嬉しかったですし、自信につなげることができました。

何より、体幹を鍛えてダンスが上達したことで、レッスンも楽しくなり、自分の踊る姿を鏡で見ることが本当に楽しくなりました。

体幹が強ければ、ダンスの動作がより正確に力強く決まる

ヒップホップダンスを上手に踊るためには、体幹を鍛えることが重要です。体幹が強ければ、ダンスの動作をより正確に、そして力強く決めることができます。

体幹を鍛えるうえでまず大切なのは、基本の動作から意識的に体幹を使うことです。ステップやスライドなどの基本動作をする際に、上半身と下半身をしっかり連動させることで体幹を鍛えることができます。上半身と下半身が連動していないと、動作がぐらついたり力強さに欠けたりしてしまうので注意が必要です。鏡を使ってしっかりと確認しながら行うとやりやすいです。

次にプランクやサイドプランクなどのコアを強化するトレーニングを取り入れることです。これらの動作は体幹の筋肉を的確に鍛えることができ、ダンスの安定性と力強さを高めてくれます。初めはなかなか長く保つことができないかもしれませんが、継続的に行うことで徐々に体幹の筋力がついていきます。

スクワットなどの下半身を鍛えるメニューもおすすめです。下半身の筋力があれば、ダンスの動作をより力強く、かつ安定して決めることができるようになります。

ダンスの中で体幹の使い方を意識し、コア&下半身のトレーニングを継続的に行うことで、ヒップホップダンスがより楽しく、かつ上手に踊れるようになるはずです。ぜひ試してみてください。

音楽に没頭することで周りの目を気にせずダンスに集中できるようになった(HIPHOP)

女性、20代、ヒップホップ、ダンス歴2年

ダンスを始めたきっかけはYouTubeの踊ってみたの動画などをよく見ていて、楽しそうに踊っている人たちが羨ましくなり自分もダンスが踊れたらいいなと思いダンススタジオに通い始めました。

ダンスは全くの未経験で初めてだったので、一人で通うのが不安でバイト先の友人も誘って一緒に通うことにしました。初心者コースから始めたとはいえ初めはやはり先生のダンスについていく事ができず周りと比べても圧倒的に踊れていない自分に挫折をしそうになりました。

まずリズム感が掴めなくて自分の思って言うような動きができず、特に足の動きが上半身と連動できなくてもたつくし足の方に意識をいかせると今度は手の動きなどの上半身の動きが全くできなくなりました。そして単純に先生の動きをそんなに多くは覚えられないと言うのも私にとっては大問題でした。

練習の最後には生徒が数人ずつグループになってその日習ったダンスをみんなの前で披露するのですがダントツで出来ない自分が恥ずかしくてその時間が辛かったです。

そんな時に一緒に通っている友人に「ダンスをしている最中は自分が主人公になりきらなきゃダメだよ」と言われました。そう言われて、周りの目ばかりを気にしている自分に気付きました。

ダンスをしている最中は自分が音楽という物語の主人公になりきる

自分がその音楽という物語の主人公になりきる。初めはそれがどんな感覚なのか分からなかったし、その友人は劇団に所属していたのでそういった俳優の感覚があるからこその発言なんだろうと思ってそんなに意識はしていませんでした。

でも私と同時期にダンススタジオで習い始めた初心者同士だったのに友人の方はメキメキと上達をしていって初心者クラスだけではなく中級者クラスでも習い始め、グループを組んで大会にも出てみたいという高い目標も持ち始めていました。

身体能力や運動能力的にはそんなに差があるように感じたことがなかったのに、なぜこんなにも差がついてしまったのだろうか、友人にはダンスの才能があったんだろうなと諦めかけていた時に友人が言っていた音楽という物語の主人公になりきるという言葉を思い出しました。

確かに私は自分のダンスに自信が持てなくて周りからどういうふうに思われているのか気になってダンス自体に集中できていなかった事に気付きました。

また、ダンスを始めたきっかけの楽しくみんなで踊ってみたいという気持ちも思い出しました。それからは周りの目を意識せずに全力で自分のダンスを楽しむようにしてみると1ヶ月ほどでダンスの動きをしっかりと覚えられるようになり、手と足の動きも連動するようになりました。

瞑想でメンタルコントロール・ストレッチで可動域の拡大・曲の知識で表現力の向上(HIPHOP)

30代女性、HIPHOPダンス、ダンス歴10年

圧倒的に表現力が向上しました。当時ダンスを習い始めて2年くらいだったと思いますが、毎週3日ほど練習をこなしており、週末はライブショーケースに出たりしていたので、基本的な動作、フリはそつなくこなすことができる状態でした。一方で即興のダンスになると、どうしても次の動きは何にしようか、どうすればスムーズに踊り切れるか、失敗をしないかなど考えてしまい、うまく自己表現できないことが多々ある状況でした。

そこでダンス中はとにかく自分が感じたままに動けるよう3つのことを習慣化しました。

自分が感じたままに踊れるように3つのことを習慣化

1.瞑想でメンタルが強化され人前でも緊張しなくなる

まずは日常的に瞑想を取り入れることです。これによりメンタルが強化され人前でも緊張しなくなり、ある意味素の自分でステージに向かえるようになりました。

メンタル強化については一緒にユニットを組んでいた子からの誘いで実践してみることにしました。メディトピアというアプリで毎朝瞑想を行う習慣をつけました。

最初は雑念が入ってうまくできませんでしたが、毎朝起きたら10分、ダンスの練習をするときに10分、本番前に10分の瞑想を続けることで開始1か月後には、どんなに緊張してもリラックスして本番に臨むことができるようになりました。同時に腹式呼吸も身に着けることで、可動域が上がりました。

2.音楽の意味を知る

2つ目は音楽の意味を知るために曲の勉強をしました。歌手は誰なのか、どの年代の曲で、プロデューサーは誰なのか、どんな内容を歌っているのかなど勉強したことで、曲の意味を踏まえた表現ができるようになりました。

音楽の勉強については、DJをやっている先輩に、ダンスをやるなら曲の意味を知った方が絶対表現力があがるとアドバイス頂き実線しました。まずは自分の好きなジャンル(2000年代のHIPHOP)から歌手や曲をYOUTUBEを通して勉強するようにしました。今まではイメージで踊っていることが多かったですが、トレーニング開始から3か月くらいたつと、改めて曲の意味(特に社会への反抗や自分に自信をもつこと)を理解しながら踊ることができるようになり、顔の表情のメリハリなど以前よりも表現力が上がったと言われるようになりました。

3.ストレッチで可動域を広げる

最後に柔軟な動きができるようストレッチに特に力をいれました。体が柔軟になることで、可動域が広くなり、ダンスの見せ方の幅が広がりました。

ストレッチは同じくダンス歴がある母からのアドバイスで始めました。毎晩寝る前に10分のストレッチをしただけなのですが、開始2か月くらいで特に股関節が柔らかくなり、明らかに可動域が変わってきました。

特にロボットダンスの一部を取り入れたり、サンバを取り入れたり、HIPHOP以外のダンス要素ができるようになったことに成長を感じました。

力まず自然に体を動かす練習で柔らかくリラックスしたダンスに(HIPHOP)

男性、20代、ヒップホップダンス

ヒップホップを始めたばかりの頃、ビートに合わせて動くのが難しく、どうしてもリズムに遅れたり早くなったりしてしまい、自信が持てませんでした。

リズムに乗るのが難しく、ステップがうまく取れなかったり、全体的に固い動きしかできない自分に悩んでいました。子供のころからバレエを習っているものの、柔軟性や筋力が十分でなく、ポーズが思うように美しく決まらず、先生からも注意されてばかりでした。

ヒップホップの独特の「グルーブ」を出すのが難しく、動きが硬く見えてしまうのが悩みでした。

ダンスの先生から「音楽を感じて自由に動いてみて」「一拍一拍のビートに合わせるのではなく、音楽全体を聴いて『ノリ』を感じてみて」とのアドバイスを受けました。

徐々にリズムのとり方を体で覚えて、動きに力が抜けるように。いつの間にか自分の中で音楽に対する感じ方が変わり、踊りがもっとリラックスした自然なものになり、自信がつきました。

鏡で自分の姿を見たとき、姿勢が美しく決まるようになっていることに気づき、努力が実を結んだと感じました。

また、上手いダンサーの動きを観察する際には「どこで体をゆるめ、どこで力を入れているか」を意識するように言われました。ヒップホップ経験の豊富な先輩ダンサーから、「体の動きを大きくしようとするのではなく、音楽を感じながら体を少し揺らしてみて」とアドバイスを受けました。また、ビートの強弱に合わせて「体の緩急をつける」ことが重要だと教えてもらいました。

鏡で自分の動きを見て、力みが抜けるまで練習

自宅で簡単なビートの曲を流しながら、ビートに乗って体をゆっくり揺らし、力まず自然に体を動かす練習を毎日少しずつ続けました。鏡の前で、自分の動きがリズムに乗っているか確認しながら練習しました。リラックスして音楽を聴きながら、肩や腰を軽く揺らし、自分のリズムを体で感じるように意識しました。

鏡で自分の動きを見て、力みが抜けるまで練習しました。週に2、3回スタジオでのレッスンと自宅練習を続け、自然にグルーブが出るように。

1ヶ月ほどで、動きがスムーズで軽やかになり、音楽に合わせて体が自然に揺れるように。自分らしいグルーブが出せるようになり、ダンスの表現が柔らかくリラックスしたものに変わりました。

HIPHOPも地味な基礎ステップを覚えることがカッコいい動きへの近道

40代女性。10~20代にかけてヒップホップを10年ほど習っていました。

ダンスを始めたきっかけはスポーツジムに通い出したことです。そこでヒップホップダンスをやっていて、最初は踊るというより楽しく体を動かせれば、という程度ではじめました。

それまでダンスをやったことはありませんでしたが見るのは好きで、運動神経も中の上くらいなので、自分もやってみたらそれなりにできると思っていました。でも実際は、思った以上に体が動かず、初心者クラスの簡単なステップですらついていくことができませんでした。

ダンスのスタジオは壁一面が鏡になっているので、自分の動きが丸見え。いかに踊れないかという現実を目の当たりにすることになり、とても情けない気持ちになりました。そしてそれと同時に、「もうちょっとまともに踊れるようになりたい」という気持ちが沸き上がり、週1回のクラスに欠かさず通うようになりました。

そのクラスを受け持っていた先生は、別に自分のダンススタジオを持っていて、普段はそちらをメインに活動されている人でした。ジムに毎週通ううちに先生とも打ち解け、1年くらい経った時にご自身のダンススタジオに誘ってくださったのをきっかけに、ジムよりも本格的にダンスをはじめるようになりました。

生徒もやはりダンススタジオの方が、上手な人が多く、また発表する場もたくさんあるのでさらに刺激を受けることになり、周りと切磋琢磨しながらスキルアップに励みました。

ダンスが上手い人は、基本のステップですらカッコよく踊れる

はじめはとにかく上手に踊りたい一心で、「基本ステップなんてダサい。恥ずかしい」という思いから、ひと足どころかふた足、みつ足飛びの振りをやろうとしていました。だけど当然、基礎ができていないのに踊れるわけがなく。どんなにがんばっても、振りについていくのが精いっぱいで、カタチや見映えを整えることができませんでした。

先生から「まずは基本のステップから」と何度も言われても、なかなかそれに真面目に向き合うことをせず、1年くらいはそのままだったと思います。でもジムからダンススタジオに代わり、わたしよりもっと上手な人がたくさんいる中で、みんな基本のステップを真面目にしていて、自分の考えかたが変わりました。

いちばん驚いたのは、ダンスが上手い人は、基本のステップですらカッコよく踊れること。全然ダサくないのです。それを見てからわたしも、基本を真面目に丁寧に取り組むようになりました。

基本を体が覚えてしまうと、そこからどう魅せるかを考える余裕が生まれます。そこまでいくのに1年くらいかかりました。そしてそれが体に馴染めば、次はもう少し難しいステップにうつって同じことをします。3年くらいそれを繰り返すうちに、ますますダンスが楽しくなり、自分のやりたい動きに体がついてくるようになりました。

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